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2022|欧州国別ETF騰落率ランキング【EWP/EWO/ERUS/EWU/EPOL/TUR】割安ETF比較

2020|欧州国別ETF騰落率ランキング【EWP/EWO/ERUS/EWU/EPOL/TUR】割安ETF比較 地域別ETF
この記事は約12分で読めます。

こんにちは。ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。

現在、私達家族はマレーシア移住を目指し、MM2Hビザの取得を進めております。
そのため今年の1月より、海外居住者になると使えなくなる日本の証券口座での投資をやめ、米国Firstrade証券での運用をスタートさせました。

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ヨーロッパの株価は、一旦回復の兆しを見せていましたが、ウクライナ戦争とそれに伴うエネルギー不足の問題により、再びコロナ直後の水準まで下落しています。

そこで今回は、ETF運用数No.1のブラックロック社の「iShares」シリーズを利用して、年初来騰落率をランキング形式でまとめてみました。

ワクチンで回復の兆しが見えた今こそ、割安ETFの買い時だ!と候補を探してみたいと思います。

※この記事は2022年10月時点の情報です。

欧州ETF騰落率ランキング2022

早速ですが、2022年10月末時点での年初来騰落率ランキングは以下のとおりです。

Rank年初来
騰落率
Ticker投資対象国純資産総額
(M)
45日平均
出来高(M)
分類
124.6%TURTurkey$287$5.9新興国
2-22.6%EWUUnited Kingdom$2,800$103.8先進国
3-25.9%EWPSpain$400$9.6先進国
4-27.4%ENORNorway$27$0.6先進国
5-30.1%EWLSwitzerland$1,250$32.8先進国
6-31.0%EWQFrance$775$22.2先進国
7-32.3%EDENDenmark$162$2.4先進国
8-33.9%EWKBelgium$13$0.2先進国
9-35.0%EIRLIreland$43$0.1先進国
10-35.3%EFNLFinland$20$0.1先進国
11-35.5%EWIItaly$177$20.0先進国
12-39.0%EWOAustria$40$0.7先進国
13-39.3%IEURCore MSCI Europe$3,080$61.6
14-40.6%EWNNetherlands$262$3.8先進国
15-40.6%EWGGermany$1,090$109.6先進国
16-42.7%EWDSweden$336$13.5先進国
17-49.8%EPOLPoland$118$3.3新興国

ヨーロッパ全体の企業を追跡するETF「IEUR」は-39.3%と大幅なマイナスです。

唯一のプラスとなったのは、もともと価格が暴落していたトルコ(TUR)のみで+24.6%
次いで、EU離脱をした英国(EWU)−22.6%と比較的ダメージを抑えられています。

ちなみに前回比較用に一緒に並べていたロシア(ERUS)は、ウクライナ紛争の影響で上場廃止となってしまいました…。

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今回の記事では、騰落率の差で5つのETFをピックアップして更に深堀りしてみます。

欧州ETF比較【騰落率別5本】

今回は、騰落率を刻んで5カ国を抜粋しました。マイナス4カ国は、おおむね10%刻みです。

まずは、各銘柄の詳細を表にまとめました。

Ticker年初来
騰落率
投資
対象国
純資産
総額
45日平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
5年
リターン
直近半年
流入(M)
GDP
(2020)
TUR24.6%トルコ$287$5.9490.57%2.58%-6.42%-36.90.72 T
EWU-22.6%英国$2,800$103.8850.50%5.52%-1.77%53.82.70 T
EWL-30.1%スイス$1,250$32.8420.50%2.30%3.11%16.20.75 T
EWG-40.6%ドイツ$1,090$109.6620.50%5.38%-6.90%-1983.80 T
EPOL-49.8%ポーランド$118$3.3360.50%3.36%-15.3%-36.00.59 T
※2022年10月時点

上記の表をもとに、年初来騰落率順で各ETFを見てみたいと思います。

TUR|iShares MSCI Turkey ETF

Ticker年初来
騰落率
純資産
総額
45日平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
5年
リターン
直近半年
流入(M)
GDP
(2020)
TUR24.6%$287$5.9490.57%2.58%-6.42%-36.90.72 T
※2022年10月時点

前回(2020年)の調査で騰落率最下位だったトルコは、見事トップに返り咲き、ボラティリティーの高さを見せつけました。

トルコのインフレ率は80%の急上昇、トルコリラの通貨安も進行する中、世界の中央銀行の動きに逆行し、金利を引き下げる金融政策を行い市場を驚かせた。

国民生活には負担の重いインフレや通貨安だが、輸出企業や観光業にとっては、他国との競争力を強化する上でメリットでもあり、株価は好調な推移を見せています。

EWU|iShares MSCI United Kingdom ETF

Ticker年初来
騰落率
純資産
総額
45日平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
5年
リターン
直近半年
流入(M)
GDP
(2020)
EWU-22.6%$2,800$103.8850.50%5.52%-1.77%53.82.70 T
※2022年10月時点

実は、英国も前回のワースト3に位置していたこともあり、そもそも株価が低かったため年初来の騰落率が高いことが主な要因と考えられる。

とは言え、トルコとは違い、資金が大きく流入しています。

5年リターンでは、まだ-1.77%とお買い得な価格帯でありつつ、分配金利回りは5.52%の高水準。

その要因の1つは、高配当株の代表格であるエネルギー事業を展開するシェル(年初来+33%)BP(同+24%)は、石油価格の高騰などもあり、株価が好調に推移しているではないでしょうか。

EWL|iShares MSCI Switzerland ETF

Ticker年初来
騰落率
純資産
総額
45日平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
5年
リターン
直近半年
流入(M)
GDP
(2020)
EWL-30.1%$1,250$32.8420.50%2.30%3.11%16.20.75 T
※2022年10月時点

スイスは、電力の6割以上が水力発電でまかなわれており、ロシアからのガス供給の停止による影響を受けにくく、年初来の下落率は平均よりも+10%ほどに抑えられています。

電力価格の上昇は最小限に抑えられたとは言え、エネルギー価格全体の上昇は避けられず、また周辺国からの外需が減ってしまっているため、経済的なマイナスの影響は免れきれていません。

EWG|iShares MSCI Germany ETF

Ticker年初来
騰落率
純資産
総額
45日平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
5年
リターン
直近半年
流入(M)
GDP
(2020)
EWG-40.6%$1,090$109.6620.50%5.38%-6.90%-1983.80 T
※2022年10月時点

EU最大のGDPを誇るドイツは、エネルギーの「ロシア依存度」が最も高い国です。

天然ガスや石炭の約半分、石油も1/3以上をロシアからの輸入に頼っており、ウクライナ侵攻後に急ピッチで輸入先の多角化を進めていますが、今年の冬には間に合わず、エネルギー価格の高騰が懸念されています。

更に直近では、ロシアとドイツを結ぶ天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム」が爆発(事故か攻撃かは不明…)し、事態はさらに悪化しています。

EPOL|iShares MSCI Poland ETF

Ticker年初来
騰落率
純資産
総額
45日平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
5年
リターン
直近半年
流入(M)
GDP
(2020)
EPOL-49.8%$118$3.3360.50%3.36%-15.3%-36.00.59 T
※2022年10月時点

欧州関連ETFで年初来騰落率が最下位のポーランドは、平均値より-10%ほどの低水準。

中でも、医療品メーカーであるLPPやショッピングサイトを運営するALEといった小売企業は、物価上昇の影響で年初来-50%近い低パフォーマンスで、ポーランド全体を見てもコロナショック直後の価格よりも価格が下がってしまっています。

欧州ETFの購入方法

ご紹介した5つのETFが購入できる場所はご覧の通りです。

対象TickerFirstrade証券 400+ 400+DMM株
トルコTUR
英国EWU
スイスEWL
ドイツEWG
ポーランドEPOL

比較結果 どれを買うにも微妙な時期…

本日は、「欧州ETF騰落率ランキング2022」を元に5つのETFを比較してみました。

正直、ウクライナ侵攻が終わり、ロシアとの関係がどうなるかを観るまでは、投資の判断はしにくい状況ですね…。今は、別の投資先を優先したいと思います。

ではまた!

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