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ゲーム&eスポーツETF比較【ESPO/HERO/BETZ/BJK/NERD】おすすめ米国ETF

ゲーム&eスポーツETF比較【ESPO/HERO/BETZ/BJK/NERD】おすすめ米国ETF 業種別ETF
この記事は約16分で読めます。

こんにちは。”国体で初開催”となったeスポーツ大会が茨城県で行われたことを、密かに誇りに思う茨城県民のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。

国体で初開催となったeスポーツ 奇跡の偉業を、なぜ茨城県は実現できたのか?

来年のオリンピック開催も危ぶまれ、ステイホーム中のオリンピック選手たちもこぞってeスポーツの配信をはじめました。

アフターコロナの世界では、スポーツ観戦もままならない状況となる可能性も高く、ゲーム市場はプロスポーツ市場のシェアをごっそり奪い取る可能性を秘めています。

そこで「ゲーム&eスポーツ」への投資をすべく、関連ETFを探してみた所、現時点で5本ほどありました。今回はその5本を深堀りして紹介したいと思います。

※本記事は2020年8月時点での情報です。

米国で人気のゲーム&eスポーツETF5本を比較

まずは5つのゲーム&eスポーツETFの主要スペックをざっくり比較してみます。

シンボル純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
3カ月平均
リターン
設立直近6カ月
資金流入
ESPO$409.2M$9.4M260.55%0.14%31.32%18年10月251.5 M
HERO$217.2M$3.7M410.50%-%34.85%19年10月164.6 M
BETZ$87.7M$5.6M390.75%-%-%20年6月-7.9 M
BJK$48.6M$1.1M420.66%3.27%20.58%08年1月22.1 M
NERD$38.7M$1.0M320.25%0.20%44.63%19年6月18.0 M
2020年8月時点

仕方ないことですが、5本中4本は設立2年以内のETFとなっており、いずれも純資産総額や平均出来高もまだまだ小さな規模です。設立後間もないため、長期リターン計測しにくいのですが、直近3カ月だけでも20%〜44%とその差は大きいです。

各ETFの構成銘柄の上位5銘柄は以下の通りです。

銘柄名ESPOHEROBETZBJKNERD
Advanced Micro Devices IncUS8.53%
Nvidia CorpUS8.28%6.23%
Tencent Holdings LtdHK8.00%5.78%
Nintendo Co LtdJapan6.24%5.91%
Activision Blizzard IncUS5.63%5.78%5.58%
SEA LTD-ADRSingapore6.47%
NETEASE INC-ADRHK5.77%
WILLIAM HILL PLCBritain5.68%
KINDRED GROUP PLCMalta5.63%
FLUTTER ENTERTAINMENT PLCIreland5.33%8.99%
POINTSBET HOLDINGS LTDAustralia5.12%
PENN NATIONAL GAMING INCUS5.07%
Las Vegas Sands CorpUS7.55%
Galaxy Entertainment Group LtdHK7.38%
Aristocrat Leisure LtdAustralia6.65%
Sands China LtdHK5.82%
MODERN TIMES GROUP MTG ABSweden7.13%
DOUYU INTERNATIONALChina6.88%
HUYA INCChina6.42%
2020年8月時点

米国ETFで日本の企業を発見すると嬉しいですね〜、頑張れ任天堂!
しかし、ほとんどの銘柄に重複がないので、各ETFの構成銘柄をよく見る必要がありそうです。

ESPO|VanEck Vectors Video Gaming and eSports ETF

シンボル純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
3カ月平均
リターン
設立直近6カ月
資金流入
ESPO$409.2M$9.4M260.55%0.14%31.32%18年10月251.5 M
2020年8月時点

「ESPO」は、金鉱株ETF「GDX」を運用するVanEckのETFです。設立後約2年で、現在、純資産総額・平均出来高ともにゲームETFの中ではトップです。銘柄数は少なめですが、5本の中では最も安定感のあるETFでしょう。

26銘柄中上位10銘柄の構成比率が約61%と半分以上を占めています。

Ticker銘柄名保有比率
(%)
AMDAdvanced Micro Devices Inc8.53%
NVDANvidia Corp8.28%
700Tencent Holdings Ltd8.00%
7974Nintendo Co Ltd6.24%
ATVIActivision Blizzard Inc5.63%
SESea Ltd5.25%
EAElectronic Arts Inc5.23%
NTESNetease Inc4.73%
TTWOTake-Two Interactive Software Inc4.67%
BILIBilibili Inc4.40%
その他39.1%

半導体、インターネット、ゲームソフトなど、ゲーム業界の中でも幅広い分野の企業ををカバーしています。

ピックアップ
「Sea Ltd(Ticker:SE)」は、東南アジアに重点を置く複合的な事業を持つ企業です。当初は、ゲーム会社としてスタートしましたが、その後、ショッピングや決済サービス事業もスタート。東南アジアの成長の波に乗り、年初来約300%の成長をしています。
公式サイト|https://www.seagroup.com/

HERO|Global X Video Games & Esports ETF

シンボル純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
3カ月平均
リターン
設立直近6カ月
資金流入
HERO$217.2M$3.7M410.50%-%34.85%19年10月164.6 M
2020年8月時点

「HERO」は「BOTS」や「CLOU」といった特化型ETFを数多く運用するGlobal Xが運用するETFです。現在、ゲーム関連ETFの2番手としてもうピッチで「ESPO」を追い上げています。

「ESPO」と比較して経費率が0.05%低く、構成銘柄は41銘柄中上位10銘柄の構成比率が約54%と分散性はやや高くなっています。

Ticker銘柄名保有比率
(%)
SESEA LTD-ADR6.47%
NVDANVIDIA CORP6.24%
7974NINTENDO CO LTD5.91%
ATVIACTIVISION BLIZZARD INC5.78%
NTESNETEASE INC-ADR5.78%
EAELECTRONIC ARTS INC5.63%
TTWOTAKE-TWO INTERAC4.66%
3659NEXON CO LTD4.46%
UBIUBISOFT ENTERTAINMENT4.35%
9697CAPCOM CO LTD4.26%
その他46.47%

「ESPO」と比較し、ゲームの中でもソフトウェアを手掛ける企業の割合が多いように感じます。
日本企業からも、任天堂、ネクソン、カプコンなどがランクインしています。

ピックアップ
「カプコン(Ticker:9697)」は、僕ら世代にとってはアーケードゲームの『ストリートファイターⅡ』や『ファイナルファイト』などの格闘系ゲームでおなじみの企業。コロナによる巣篭もり需要やバイオハザードの続編制作などの影響もあり、9月の決算後には約2割の急騰をも見せた。
公式サイト|http://www.capcom.co.jp/

ESPO v.s. HERC 重複率と比較

ゲーム&eスポーツETF「HERO」Global X Video Games & Esports ETFと「ESPO」を比較する
引用:Fund Overlap

重複率は7割弱とかなり高いです。もし比較したい場合は、中国系企業の割合を見ると「HERO(11.8%)」「ESPO(5.6%)」と約2倍の差があるので、検討材料になると思います。

BETZ|Roundhill Sports Betting & iGaming ETF

シンボル純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
3カ月平均
リターン
設立直近6カ月
資金流入
BETZ$87.7M$5.6M390.75%-%-%20年6月-7.9 M
2020年8月時点

「BETZ」はその名の通り、賭博(Bet)に関連する企業(「スポーツ賭博」や「iGaming(オンラインギャンブル)」)をまとめたETFです。今年の6月にできたてほやほやETFですが、経費率が最も高く資金も流出中のかなり危ういETFです^^;

銘柄数は39銘柄中上位10銘柄の割合が約49%となっています。

Ticker銘柄名保有比率
(%)
WMH LNWILLIAM HILL PLC5.68%
KINDSDB SSKINDRED GROUP PLC5.63%
FLTR LNFLUTTER ENTERTAINMENT PLC5.33%
PBH AUPOINTSBET HOLDINGS LTD5.12%
PENNPENN NATIONAL GAMING INC5.07%
DKNGDRAFTKINGS INC4.90%
GVC LNGVC HOLDINGS PLC4.56%
GANGAN LTD4.33%
SGMSSCIENTIFIC GAMES CORP4.20%
CHDNCHURCHILL DOWNS INC4.08%
その他51.09%

ピックアップ
「ドラフトキングス(Ticker:DKNG)」は、米国のスポーツ賭博企業。アメリカの主要5スポーツ(MLB、NHL、NFL、NBA、PGA)などを利用したくじを販売し、800万人のユーザーが利用しています。2020年4月のナスダック上場で株価は約3倍、9月にマイケル・ジョーダンが顧問になり、更に2倍増と急成長をしています。

ESPO v.s. BETZ 重複率と比較

ゲーム&eスポーツETF「BETZ」Roundhill Sports Betting & iGaming ETFを「ESPO」と比較する
引用:Fund Overlap

当然ながら重複率は0%で「BETZ」の業種は100%以上(?)が金融派生サービス(ギャンブル関連)となっています。

BJK|VanEck Vectors Gaming ETF

シンボル純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
3カ月平均
リターン
設立直近6カ月
資金流入
BJK$48.6M$1.1M420.66%3.27%20.58%08年1月22.1 M
2020年8月時点

「BJK」も「BETZ」同様、メインはカジノ関連に投資するためのETFです。運用会社は「ESPO」同様、VanEckです。唯一まともな分配金を出していますが、直近3カ月リターンは最低となっています。

歴史は意外と古く10年以上の歴史がありますが、現在の価格は最高値から-25%ほどで推移しています。42銘柄で構成されており、上位10銘柄の比率は約67%とやや高めです。

Ticker銘柄名保有比率
(%)
PDYPYFlutter Entertainment Plc8.99%
LVSLas Vegas Sands Corp7.55%
279Galaxy Entertainment Group Ltd7.38%
ALLAristocrat Leisure Ltd6.65%
1928Sands China Ltd5.82%
ViciVici Properties Inc4.82%
DKNGDraftkings Inc4.66%
MGMMgm Resorts International4.16%
EVOEvolution Gaming Group Ab3.41%
GLPIGaming And Leisure Properties Inc3.34%
その他43.23%

日本企業ではパチンコ会社の「セガサミーホールディングス(1.25%)」や「株式会社三共(0.72%)」なども保有銘柄に含まれています。

ピックアップ
「Evolution Gaming(Ticker:EVO)」は、2006年に設立されたライブカジノに特化した企業で、従業員数は4,000人を超えています。こちらもコロナ後の巣篭もり需要で年初来約140%の成長を見せています。
公式サイト|https://www.evolution.com/

BETZ v.s. BJK 重複率と比較

ゲーム&eスポーツETF「BJK」VanEck Vectors Gaming ETFを「BETZ」と比較する
引用:Fund Overlap

米国のスポーツくじやラスベガスのリゾート運営会社など、1/3程度の重複があるようです。
コロナ後の状況を考えるとTech(技術)が多く、Real Estate(不動産)が少ない「BETZ」の方が有望な気はしますが、歴史が短いのでもう少し様子を見たい商品です。

NERD|Roundhill BITKRAFT Esports & Digital Entertainment ETF

シンボル純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
3カ月平均
リターン
設立直近6カ月
資金流入
NERD$38.7M$1.0M320.25%0.20%44.63%19年6月18.0 M
2020年8月時点

「NERD」は「BETZ」同様、Roundhillが運用するETFです。eスポーツやデジタルエンタテイメント業界に特化し、直近3ヶ月のリターンは44.6%と5本中で圧倒的な数値を叩き出しています。経費率も他の半分程度に抑えられており、最も期待値の高いETFをです。

32銘柄で構成されており、上位10銘柄の比率は約54%です。

Ticker銘柄名保有比率
(%)
MTGB SSMODERN TIMES GROUP MTG AB7.13%
DOYUDOUYU INTERNATIONAL6.88%
HUYAHUYA INC6.42%
700 HKTENCENT HOLDINGS LTD5.78%
ATVIACTIVISION BLIZZARD INC5.58%
041140 KSNEXON GT CO LTD4.85%
TTWOTAKE-TWO INTERACTIVE SOFTWRE4.20%
SESEA LTD4.19%
HEARTURTLE BEACH CORP4.15%
NTESNETEASE INC-ADR3.93%
その他46.86%

ピックアップ
保有比率1位の「MODERN TIMES GROUP(Ticker:MTGB)」は、スウェーデンの世界的なeスポーツトーナメントオーガナイザーとして、Fortniteの国際大会などを主催しているそうです。保有比率2位の「DOUYU INTERNATIONAL」は、中国のゲーム中心のライブストリーミングプラットフォーム(※Apple ArcadeGoogle Stadiaみたいな感じ?)などなど、ゲーム好きにとって魅力的な会社が盛りだくさん含まれています。

ESPO v.s. NERD 重複率と比較

ゲーム&eスポーツETF「NERD」Roundhill BITKRAFT Esports & Digital Entertainment ETFを「ESPO」と比較する
引用:Fund Overlap
ゲーム&eスポーツETF「NERD」Roundhill BITKRAFT Esports & Digital Entertainment ETFを「ESPO」と比較する

重複率は43%と半分弱の重複があります。重複のない企業を並べてみると「ESPO」は、ハードやソフト関連の企業が多いのに対し「NERD」は、プラットフォーム的な企業が多数含まれています。

日本企業にも頑張って欲しいけど、利益率を考えるとプラットフォームが優位かな…。

ゲーム&eスポーツETFの購入方法

ご紹介した5つのゲーム&eスポーツETFのうち「HERO」はSBI証券での取り扱いがあるようです。

シンボルFirstrade楽天証券SBI証券DMM 株ウィブル
ESPO
HERO
BETZ
BJK
NERD
米国ETF
取扱数
3,000+ 400+ 360+280+2,000+

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比較の結果 ゲーム&eスポーツETF「NERD」購入

以上「米国で人気のゲーム&eスポーツETF5本」を比較してみました。

来年のオリンピックの時期までの中期投資として「NERD」を保有してみたいと思います。

値上がりしすぎて買いにくいですが、、、ひとまず少量購入してみます。

ではまた!

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