2023年4月、我が家はマレーシア移住をはたし、クアラルンプールで暮らしています。
海外居住者となってしまうと、日本の銀行や証券会社が利用できなくなると知り、居住国によらず無料(条件付き)で口座維持ができるアメリカの銀行口座(旧ユニオンバンク)と証券口座(Firstrade証券)の口座開設しました。
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2025年Forbes発表!Firstradeが満点評価で1位獲得
2025年12月、世界的な金融メディアForbes Advisorが発表した「Best Online Brokers for Beginner Investors」において、Firstradeが総合評価5.0/5.0という満点スコアで1位を獲得しました。業界の巨人であるCharles Schwab(4.9点)やFidelity(4.8点)を抑えてのトップ評価は、投資業界に大きな驚きをもたらしています。
なぜFirstradeが選ばれたのか。そして、この評価は日本人投資家にとってどのような意味を持つのか。本記事では、Forbesの詳細な評価基準を分析し、2025年の投資環境におけるFirstradeの真価を徹底考察します。
Forbes Advisor 2025年版ランキングの概要
Forbes Advisorは毎年、投資家のニーズに応じた最適なオンライン証券会社を選出しています。2025年版の「初心者向けオンライン証券会社ランキング」では、20社の主要ブローカーを対象に、50以上のデータポイントを用いた包括的な評価が行われました。
評価対象となった20社のブローカー
今回の調査では、米国を代表する大手証券会社から、新興のフィンテック企業まで、幅広いブローカーが評価対象となりました。Charles Schwab、Fidelity、Interactive Brokersといった伝統的な大手証券会社に加え、Robinhood、Webullなどのモバイルファーストのプラットフォームも含まれています。
Forbesの評価チームは、各社の公式サイトでの情報収集に加え、直接企業に問い合わせることで、最新かつ正確なデータを確保しました。この徹底したリサーチプロセスが、Forbes Advisorのランキングが業界標準として認識される理由です。
Forbesの評価基準と配点の内訳
Forbesは以下の10のカテゴリーで各ブローカーを評価しました:
- 取引コスト(18%): 株式、ETF、オプション、投資信託の手数料
- 手数料と最低預金額(10%): 口座維持費、最低入金額、休眠口座手数料
- 投資商品の種類(9%): 取扱銘柄の多様性
- プラットフォーム機能(8%): アラート、ポートフォリオビルダー、分析ツール
- カスタマーサービス(8%): 24時間サポート、電話対応、チャット対応
- 教育・リサーチ(6%): ウェビナー、記事、サードパーティリサーチ
- アドバイザリーサービス(6%): ロボアドバイザー、人的アドバイス
- 新規顧客ボーナス(6%): キャンペーンやプロモーション
- 保険(5%): SIPC保護、追加の資産保護
- マージン金利・待機資金利息(4%): 信用取引コストと現金利息
この配点から明らかなように、Forbesは取引コストを最も重視しています。初心者投資家にとって、手数料は長期的なリターンに最も大きな影響を与える要因だからです。
トップ7社のスコア比較
最終的なランキングは以下の通りです:
| 順位 | ブローカー | スコア |
|---|---|---|
| 1位 | Firstrade | 5.0 |
| 2位 | Charles Schwab | 4.9 |
| 3位 | Webull | 4.8 |
| 3位 | Fidelity | 4.8 |
| 5位 | Interactive Brokers | 4.7 |
| 5位 | E*TRADE | 4.7 |
| 7位 | Robinhood | 4.6 |
わずか0.4ポイント差の中に7社がひしめく激戦の中、Firstradeが唯一の満点評価を獲得したことは、極めて重要な意味を持ちます。
Firstradeが満点評価を獲得した3つの決定的要因
なぜFirstradeは満点を獲得できたのでしょうか。その答えは、初心者投資家にとって最も重要な3つの要素で、他社を圧倒する優位性を示したことにあります。
要因1: 完全無料の取引コスト(配点18%で満点)
Firstradeの最大の強みは、あらゆる取引が完全無料であることです。株式、ETF、オプション、投資信託のすべてが手数料ゼロ。これは単なるマーケティング文句ではなく、実際にゼロドルなのです。
Charles Schwabも多くの商品で無料取引を提供していますが、一部の投資信託には依然として手数料が発生します。Fidelityも同様で、特定の投資信託には販売手数料(ロードフィー)がかかります。
一方、Firstradeは例外なくすべてが無料です。初心者投資家が少額から分散投資を始める際、この差は極めて大きな意味を持ちます。月々$100を10銘柄に分散投資する場合、他社では取引ごとに手数料がかかる可能性がありますが、Firstradeならゼロです。
要因2: ゼロの参入障壁(最低預金額なし)
Firstradeの2つ目の強みは、最低預金額が$0であることです。文字通り、$1からでも投資を始められます。
FidelityやCharles Schwabも公式には最低預金額を設定していませんが、実際には一定額以上の入金を「推奨」するケースがあります。特に、特定の機能やサービスを利用するには、$500や$1,000以上の預金が必要になることもあります。
対照的に、Firstradeは真の意味での「最低額ゼロ」を実現しています。大学生や若年層の投資家が、アルバイトで稼いだ$50から投資を始めることができる。この参入障壁の低さが、Forbes評価で高く評価されました。
要因3: シンプルさと使いやすさのバランス
Firstradeの3つ目の強みは、機能性とシンプルさの最適なバランスです。
Interactive Brokersは、プロのトレーダーも満足する高度な機能を提供しますが、150以上の市場へのアクセス、複雑な注文タイプ、高度なチャート分析ツールなど、初心者には overwhelm(圧倒的すぎる)です。
一方、Robinhoodは究極にシンプルなUIを提供しますが、教育リソースが不足しており、長期投資に必要な投資信託や債券を取り扱っていません。
Firstradeは、この両極端の中間に位置します。必要な機能はすべて揃っていながら、直感的に操作できるプラットフォーム設計。初心者でも迷わず使えるシンプルさと、成長に応じて活用できる十分な機能性。このバランスが、Forbesの評価者を納得させました。
2025年の投資環境がFirstradeを後押しした理由
Firstradeの満点評価は、同社の優れた特性だけでなく、2025年の投資環境とも密接に関連しています。市場の変化と投資家の行動パターンの変化が、Firstradeの価値を一層際立たせたのです。
インフレ環境下での手数料への敏感度上昇
2024年から2025年にかけて、世界的なインフレは一定の落ち着きを見せたものの、依然として消費者の購買力に影響を与えています。この環境下で、投資家は以前にも増してコストに敏感になりました。
年間2%のインフレ環境で、1%の手数料を支払うことは、実質リターンを大きく削ります。特に長期投資においては、複利の逆効果として、手数料は投資家の資産形成を著しく阻害します。
Firstradeの完全無料という価値提案は、このコスト意識の高まりと完全に一致しました。Forbes評価者も、「2025年の投資環境において、手数料ゼロは単なる利点ではなく、必須条件である」と評価しています。
若年層・少額投資家の市場参入増加
2025年、Gen Z世代(1997年以降生まれ)の投資参加率が過去最高を記録しました。この世代は、多額の資金を持っていないものの、早期から投資を始めることの重要性を理解しています。
彼らが求めているのは、$50や$100からでも始められるプラットフォームです。最低預金額$10,000を要求するプライベートバンクや、実質的に$5,000以上の入金を推奨するブローカーは、この層にアプローチできません。
Firstradeの$0最低預金額と完全無料取引は、まさにこの新世代投資家のニーズに完璧にマッチしています。Forbes評価は、この市場トレンドを正確に捉えた結果と言えます。
「シンプル・イズ・ベスト」への回帰
2021年から2022年にかけて、暗号資産ブームとその後の急激な崩壊を経験した投資家たちは、投資の基本に立ち返りました。複雑なデリバティブや投機的な資産よりも、株式とETFによる堅実な長期投資が再評価されています。
Firstradeは、まさにこの「基本への回帰」を体現しています。派手な機能や投機的な商品は提供せず、株式、ETF、投資信託という王道の資産クラスに集中。この姿勢が、2025年の投資家マインドと合致したのです。
Interactive Brokersが4.7点に留まった意外な理由
グローバル投資家の間で「最強のブローカー」として知られるInteractive Brokers(IBKR)が、なぜ初心者向けランキングでは5位(4.7点)に留まったのでしょうか。
機能の豊富さが初心者には「複雑さ」に
IBKRは、150以上の市場、135種類以上の通貨、数百万の銘柄にアクセスできる、真のグローバルプラットフォームです。プロのトレーダーや機関投資家にとっては理想的な環境ですが、初心者にとってはどうでしょうか。
「米国株を少額から始めたい」という初心者にとって、香港市場やフランクフルト市場へのアクセスは不要です。むしろ、選択肢が多すぎることが、意思決定を困難にします。
Forbesの評価は、「初心者に必要な機能」と「プラットフォームが提供する機能」のミスマッチを正確に捉えています。
最低預金額は撤廃されたが、実質的なハードル
IBKRは2021年に最低預金額を撤廃し、$0から開設可能になりました。しかし、プラットフォームの複雑性自体が心理的ハードルとして機能しています。
口座開設時の質問項目は詳細で、投資経験やリスク許容度についての理解が求められます。これは規制要件でもありますが、初心者には intimidating(威圧的)に感じられる可能性があります。
教育リソースの多言語対応は評価されたが
IBKRの教育リソースは、複数の言語で提供されており、この点は高く評価されました。しかし、「初心者のシンプルさ」という観点では、コンテンツが専門的すぎるという側面もあります。
「オプションのギリシャ指標」や「ポートフォリオマージン」といったトピックは、上級者には価値がありますが、初心者が最初に学ぶべき内容ではありません。
日本人投資家にとってのFirstrade評価の意味
Forbesの評価は米国内の投資家を主な対象としていますが、日本人投資家にとっては、さらに深い意味を持ちます。なぜなら、海外投資特有の課題において、Firstradeは他社よりも優れた解決策を提供しているからです。
国際送金コストの観点から見たFirstradeの優位性
日本から米国の証券口座に資金を送金する際、送金手数料は避けられないコストです。銀行の海外送金では、1回あたり3,000円から5,000円程度の手数料がかかります。
最低預金額が$10,000の証券会社の場合、初回送金で約150万円(1ドル=150円として)を送る必要があり、手数料率は低くなります。しかし、最低預金額が$0のFirstradeなら、まず$1,000(約15万円)を送金して様子を見ることができます。
Wise(旧TransferWise)などの低コスト送金サービスを利用すれば、さらに手数料を抑えられます。最低預金額の柔軟性は、日本人投資家にとって極めて重要な要素なのです。
言語サポートの実態
Firstradeは**英語、北京語(Mandarin)、広東語(Cantonese)**でカスタマーサポートを提供しています。取引プラットフォームも英語、繁体字中国語、簡体字中国語に対応しています。
残念ながら、日本語の公式サポートは提供されていません。これは日本人投資家にとって一見デメリットに見えます。しかし、実際には大きな問題にはなりません。
なぜなら、Firstradeのプラットフォームは直感的に操作できる設計になっており、複雑な英語を理解する必要がないからです。加えて、日本人投資家コミュニティが充実しており、ブログ、YouTube、SNSで豊富な日本語情報が共有されています。
Charles SchwabやFidelityも日本語サポートを提供していないため、この点で Firstrade が特に劣っているわけではありません。むしろ、中国語サポートの存在は、アジア市場を重視している証拠とも言えます。
W-8BEN手続きの分かりやすさ
米国証券口座を開設する日本人投資家は、W-8BENフォームを提出する必要があります。これは、日米租税条約に基づき、配当金の源泉徴収税率を30%から10%に軽減するための書類です。
Firstradeの W-8BEN 手続きは、オンラインで完結し、比較的分かりやすい設計になっています。他社と比較しても、手続きの複雑さは同程度かそれ以下です。
日本人投資家向けの解説記事も豊富で、初めての海外投資でも安心して手続きを進められる環境が整っています。
まとめ:Forbes評価が示すFirstradeの真価
Forbes Advisor 2025年版の評価は、Firstradeが単なる「安い証券会社」ではなく、「初心者にとって最適な証券会社」であることを証明しました。
満点評価の背景には、3つの本質的価値があります:
- 完全無料の取引コスト – あらゆる取引が手数料ゼロ
- ゼロの参入障壁 – 最低預金額$0で誰でも始められる
- シンプルさと機能性のバランス – 初心者に優しく、成長に応じて使える
これらの価値は、2025年の投資環境において最も求められていたものです。インフレ下でのコスト意識の高まり、若年層の市場参入、投資の基本への回帰。すべてのトレンドが、Firstradeの強みを際立たせました。
すでにFirstradeで投資を始めている日本人投資家にとって、この評価は自身の選択が正しかったことの証明となるでしょう。海外送金コストを最小化でき、直感的に操作できるプラットフォームで、世界最大の市場である米国株に直接アクセスできる。これ以上のスタート地点はありません。
そして、これから海外投資を始めようとしている方にとっては、確かな指針となるはずです。世界的な金融メディアが満点評価を与えた証券会社で、あなたもグローバル投資家としての第一歩を踏み出しませんか。
FAQ(よくある質問)
Q1: Forbesの評価は信頼できますか?
はい、Forbes Advisorの評価は業界で最も信頼されている情報源の一つです。
20社を対象に50以上のデータポイントで評価し、各社に直接問い合わせて情報を検証しています。評価基準も明確に公開されており、透明性が高い点が特徴です。
Q2: なぜCharles SchwabではなくFirstradeが1位なのですか?
Forbesの評価は「初心者向け」に特化しています。
Charles Schwabは総合力では優れていますが、一部の投資信託に手数料がかかることと、プラットフォームが高機能すぎて初心者には複雑である点が減点要因となりました。Firstradeは「完全無料」と「シンプルさ」で初心者に最適と評価されました。
Q3: 2024年版のランキングと変化はありましたか?
Forbes Advisorは毎年評価基準を見直しています。
2025年版では、取引コストの配点がさらに高くなり(18%)、初心者にとっての参入障壁がより重視されました。この変化が、完全無料のFirstradeに有利に働いたと考えられます。
Q4: Firstradeは日本語サポートがなくても使えますか?
はい、問題なく使えます。
Firstradeのプラットフォームは直感的に操作できる設計になっており、複雑な英語を読む必要はほとんどありません。また、日本人投資家コミュニティが充実しており、日本語での解説記事や動画が豊富にあります。実際に多くの日本人投資家が英語が得意でなくても利用しています。
Q5: 他の日本語サイトの情報と異なるのはなぜですか?
Forbes Advisorは2025年12月17日に最新版を公開しました。
古い情報に基づいた日本語記事では、評価が異なる可能性があります。また、日本語サイトの中には、アフィリエイト報酬の高い証券会社を優先的に推薦しているケースもあります。Forbes Advisorは中立的な評価機関であり、広告主の影響を受けない点が特徴です。
Q6: Forbesの評価基準で最も重視されているのは何ですか?
取引コスト(18%)が最も高い配点となっています。
次いで、手数料と最低預金額(10%)、投資商品の種類(9%)が続きます。初心者投資家にとって、長期的なリターンに最も影響するのは手数料であるため、この配点は合理的です。
Q7: 上級者になったらFirstradeから乗り換えるべきですか?
必ずしもその必要はありません。
Firstradeは初心者向けですが、中級者でも十分に使える機能を備えています。ただし、世界中の市場に投資したい、高度なオプション戦略を使いたいといった場合は、Interactive Brokersへの移行を検討する価値があります。投資スタイルに応じて判断してください。
Q8: Firstradeの弱点はどこにありますか?
主な弱点は、教育コンテンツの充実度とアドバイザリーサービスです。
Charles SchwabやFidelityと比較すると、ウェビナーやライブイベントの頻度が少なく、ロボアドバイザーも提供していません。また、日本語の公式サポートがない点も、一部の日本人投資家にとってはデメリットとなる可能性があります。

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