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手数料比較|IB証券 v.s. サクソバンク証券 v.s. Firstrade【海外証券口座】

手数料比較|IB証券 v.s. サクソバンク証券 v.s. Firstrade【海外証券口座】始め方

こんにちは。ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。
現在、私達家族はマレーシア移住を目指し、MM2Hビザの取得を進めております。

海外居住者となってしまうと日本の証券会社での取引ができなくなるとのことで、世界30カ国で利用可能、かつ取引手数料&口座維持費無料の米国Firstrade証券[FIRSTRADE Securities Inc.]の口座を2020年1月に開設しました。

ぼくの場合「海外でも継続利用できること」「少額から始められること」が優先でしたが、シンプルに「海外の証券口座を作りたい」だけであれば、日本語で利用可能なインタラクティブ・ブローカーズ証券(IB証券)やサクソバンク証券の利用も検討の価値があるかもしれません。

今回の記事では、日本語で利用可能な外資系証券会社2社とFirstrade証券を比較し、メリット・デメリットを考察してみたいと思います。

IB証券 v.s. サクソバンク証券 v.s. Firstrade

まずは、各証券会社のサービス概要を一覧表で確認してみましょう!

IB証券サクソバンクFirstrade
日本語対応
海外移住対応✕(要解約)
運用通貨ドル建て円建てドル建て
対応取引所33カ国6カ国米国のみ
口座維持費$10(※1)無料無料
売買手数料$0.005/株0.20%無料
最低手数料$1$5
最大手数料1%$15
為替手数料片道0.2銭
(最低手数料$2)
往復0.5%
(ドル保有不可)
無料(※2)
DRIP(配当再投資)対応対応()対応

※1 月10回の取引があれば手数料分で相殺可能
※2 次世代金融サービス「Revolut」を利用した場合【おそらく期間限定】
※3 端数に対応していないため、仮に利回り4%年4回配当の場合、最低100株が必要な計算です。

3社の共通事項として、日本の少口座で使える「特定口座」「NISA口座」の利用はできず、自身で確定申告の計算が必要になります。

海外証券会社の利用時の確定申告方法に関しては、こちらの記事も参考にしてみて下さい。

IB証券の特徴とメリット・デメリット

IB証券は、米国内のオンライン証券会社として、高い評価を受けるいわば「世界チャンピオン」とも言うべき王道の証券会社です。

○ 世界33カ国・135取引所・23通貨が一つの口座で取引可能
○ 株式・FX・オプション・先物・CFDといった幅広い商品ラインナップ
○ 低い手数料で米国民に大人気!

× 口座の維持に月額10ドル必要

ちなみにこの月額10ドルは、月10回以上の取引をすることで、手数料分として相殺されます。
とは言え、年間120ドルの固定コストが発生します。

仮に年間運用額が12,000ドル(約130万円)の場合だと経費率が+1%
120,000ドル(約1,300万円)の場合で経費率+0.1%になる計算です。

もしあなたの運用資金が少ない場合は、コスト比率が高くなるので注意が必要です。

サクソバンク証券の特徴とメリット・デメリット

サクソバンク証券の特徴は、1992年設立のデンマークの投資銀行で、FX(外国為替取引)に定評があります。

○ 国内最多の取引通貨ペア150以上に対応
○ 世界6カ国の株式市場に対応
○ 口座維持管理費は無料

× 実質、日本円建ての運用になる

米国株を買う場合、まず「円→ドル」の両替が必要ですが、サクソバンク証券では、米国株を売却すると自動的に日本円に両替されてしまう仕様のようです。

つまり、米国株を売却して得たドルを保有したまま、別の株を買うことができません
これでは、長期保有のリバランスなどにすこぶる不便です。

ぼく的には海外移住時には口座解約が必要とのことで、検討の対象外です。

余談ですが、今回の記事を書くための調査中、こんな記事も見つけてしまいました。

日証協、サクソバンク証券を処分 〜個人情報流出 再発防止不十分で〜

再発防止、頑張ってもらいましょう!

Firstradeの特徴とメリット・デメリット

引用|https://www.firstrade.com/

Firstrade証券は、ただただ基本コストが安いというだけの証券会社です。米国内の取引所の商品しか買えないし、気の利いたサービスもありません。

○ 日本以外の国(全30カ国)に住んでも利用可能
○ 基本的な売買手数料は無料【参照:Firstrade料金表
◯ DRIPの端数処理が細かい【参照:設定方法

✕ すべて英語表記(中国語もあるけど)
✕ 証拠金取引など上級者向けのマージン率は比較的高め
✕ 積立投資機能はなし

基本手数料が無料なので、ボクのような小市民でも一株単位で気軽に購入でき分散投資やリバランスの自由度が格段に高いです。

取引手数料が無料の理由については公式のビジネスモデルは公表されていないものの、日本証券経済研究所の清水さんが「アメリカの証券委託売買手数料無料のビジネスモデル」というレポートで、手数料無料の理由について分析されています。

★そもそも米国証券会社の手数料収益が占める割合は低かった
収益源①預金金利の利ざや
 →証券口座の余剰資金(金利0.01%)を銀行口座にスイープした金利差で稼ぐ
収益源②注文回送からの報奨金
 →米国では証券取引所の数が多く競争があるため注文自体に報奨金が出る
といった理由で、Firstrade証券の手数料無料科が実現していると想定されます。

米国株しか買えないため、米国内の人気は今ひとつのFirstrade証券ですが、ヨーロッパの人が米国株を購入する証券会社として、サブ証券会社的なポジションで高い評価を得ているようです。

デメリットは、日本語が使えないということで、大きなトラブルが発生してしまうと英語でのやり取りが必要になるので、かなり手こずりそうです。

何度か質問メールのやり取りをしましたが、返事には2〜3日かかりスピード感も遅い印象です。

結論 個人の運用スタイルに合わせて証券会社を選ぼう!

今回の記事では、外資系証券会社2社とFirstrade証券を比較し、メリット・デメリットを考察してみました。同じ外資系でもそれぞれ会社のスタンスがだいぶ違いますね。

海外移住の予定もなく、米国株を手軽に始めたいなら、特定口座やNISA口座が使える国内証券会社がオススメです!

将来期に海外に住む希望があり、英語の勉強もしたいなら、Firstrade証券の口座開設にチャレンジする価値はあると思います。

ぜひ、ご自身の今後の資産形成にあった証券会社を選んでみて下さい!

ではまた!

関連|Firstrade v.s. 日本の証券会社 おすすめ4社を比較する

国内で米国株の取り扱いのあるネット証券会社を比較してみました!

関連|Firstrade証券への送金・入金方法の全体像【初心者&少額投資向き】

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