遺伝子ETF比較【ARKG/PBE/IDNA/GNOM】おすすめ米国ETF

遺伝子ETF比較【ARKG/PBE/IDNA/GNOM】おすすめ米国ETF米国ETF
Human DNA structure of the cell

こんにちは。ぱぱぞん(@nomadkazoku)です。

世界中で新型コロナウイルスのワクチン開発が進む一方で、通常のワクチンよりも低コストでスピーディーに量産可能なDNAワクチンにも注目が集まっています。

今年4月にはサンディエゴのバイオテクノロジー企業であるArcturus Therapeutics Holdings Inc.がコロナウィイスルワクチン開発のためシンガポール政府から最高1,000万ドルの支援を受け取り、株価は年初来で5倍に値上がりました。

Arcturus-Therapeutics-Holdings_Stock

今後、遺伝子治療の研究が進めば、今までは薬や手術などで必要があった病気も、遺伝子操作で直接的に低コストで治療できるようになる可能性もあります。

そこで「遺伝子医療」への投資をすべく、遺伝子医療関連ETF4本について比較・検討したいと思います。

※本記事は2020年8月時点での情報です。

米国で人気の遺伝子関連ETF4本を比較

まずは4つの遺伝子ETFの主要スペックをざっくり比較してみます。

シンボル純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
年初来5年平均
リターン
設定直近6カ月
資金流入
ARKG$2,020M$44.8M440.75%1.74%81.1%27.1%14年10月823 M
PBE$232M$0.7M310.57%0.05%5.0%3.5%05年6月-17 M
IDNA$154M$2.7M480.47%0.85%25.2%-%19年6月112 M
GNOM$51M$0.6M410.50%-%13.3%-%19年4月24 M
※2020年8月時点

古いもので2005年に設定されており、意外と歴史ある業種なんだなというのが第一印象です。そして、直近6ヶ月で純資産総額を1.5倍以上増やし年初来80%成長中の「ARKG」が目を引きますね。

それぞれ詳しく見ていきます。

遺伝子ETF「ARKG」ARK Genomic Revolution ETF

シンボル純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
年初来5年平均
リターン
設定直近6カ月
資金流入
ARKG$2,020M$44.8M440.75%1.74%81.1%27.1%14年10月823 M
※2020年8月時点

「ARKG」は、イノベーション業種に特化したETFを運用するARK社のETFです。ARK社の経費率は高いものの、フィンテック企業特化の「ARKF」やロボティクス「ARKQ」など他のETFも、年初来50%以上の好成績で推移しています。株価も現在60ドル前後で個人投資家でも購入しやすいこともあり、伸びしろがありそうなETFです。

構成44銘柄中、上位10銘柄の構成比率が約54%と半分以上を占めています。

Ticker銘柄名保有比率
(%)
年初来
成長率
NVTAINVITAE CORP10.16110%
CRSPCRISPR THERAPEUTICS AG9.1553%
ARCT UQARCTURUS THERAPEUTICS HOLDIN5.93423%
ILMNILLUMINA INC5.478%
CGENCOMPUGEN LTD4.87176%
TWSTTWIST BIOSCIENCE CORP4.30231%
PACBPACIFIC BIOSCIENCES OF CALIF3.8124%
MCRBSERES THERAPEUTICS INC3.55649%
PSNLPERSONALIS INC3.28102%
EDITEDITAS MEDICINE INC3.2619%
その他46.22
※2020年8月時点

なんと上位10社中5社が年初来100%以上成長している末恐ろしい業界で、今後、激しい順位の入れ替わりも発生することが予想されます。個別株を見ると1日で10%以上の変動もよく見られ、ETFで購入することによるリスク分散は効果的です。

遺伝子ETF「PBE」Invesco Dynamic Biotechnology & Genome ETF

シンボル純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
年初来5年平均
リターン
設定直近6カ月
資金流入
PBE$232M$0.7M310.57%0.05%5.0%3.5%5年6月-17 M
※2020年8月時点

「PBE」は「QQQ」を運用するInvescoブランドのETFです。設定来15年と遺伝子ETFとして最も古い歴史を有するものの、残念ながらリターンは今ひとつ奮っていません。直近6ヶ月では純資産も流出に転じており、今後の長期投資には適さないと感じます。

構成31銘柄中、上位10銘柄の構成比率が約46%となっています。

Ticker銘柄名保有比率
(%)
年初来
成長率
AMGNAmgen Inc5.335%
REGNRegeneron Pharmaceuticals Inc5.0561%
OPKOPKO Health Inc4.87124%
TECHBio-Techne Corp4.6715%
VRTXVertex Pharmaceuticals Inc4.6723%
SRPTSarepta Therapeutics Inc4.6514%
NBIXNeurocrine Biosciences Inc4.446%
BIIBBiogen Inc4.44-4%
GILDGilead Sciences Inc4.160%
CGENCompugen Ltd3.94176%
その他53.79
※2020年8月時点

上位10銘柄のうち「ARKG」との重複は、イスラエルのバイオベンチャーCompugen Ltd(Ticker:CGEN)のみで、それ以外の銘柄の成長率も寂しい結果です。

ARKG v.s. PBE 重複率と比較

ARKGvsPBE_比較_2020-Aug
引用:Fund Overlap

各ETFの各保有銘柄の資金重複率は約12%と低く、いずれもヘルスケアに関するETFですが「ARKG」は情報技術や資本財に分類される企業にも投資されていることが分かります。

遺伝子ETF「IDNA」iShares Genomics Immunology and Healthcare ETF

シンボル純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
年初来5年平均
リターン
設定直近6カ月
資金流入
IDNA$154M$2.7M480.47%0.85%25.2%-%19年6月112 M
※2020年8月時点

「IDNA」は、昨年6月に設立したてのiSharesブランドのETFです。僅差ですが経費率は最も低く保有銘柄数は一番多いです。

構成48銘柄中、上位10銘柄の構成比率が約42%となっています。

Ticker銘柄名保有比率
(%)
年初来
成長率
MRTXMIRATI THERAPEUTICS INC5.7328%
GMABGENMAB4.8667%
MRNAMODERNA INC4.52251%
MRKMERCK4.25-7%
NVTAINVITAE CORP3.94110%
SGENSEATTLE GENETICS INC3.8937%
4502TAKEDA PHARMACEUTICAL LTD3.85-8%
SANSANOFI SA3.83-46%
REGNREGENERON PHARMACEUTICALS INC3.8361%
CRSPCRISPR THERAPEUTICS AG3.7953%
その他57.52
※2020年8月時点

「IDNA」の上位10銘柄には、日本の「武田薬品(4502)」が含まれていますが、残念ながら現時点では年初来マイナスリターンです。「ARKG」のツートップ(Ticker:NVTA&CRSP)も含まれており、25倍成長の「MODERNA INC(MRNA)」といったの掘り出し物も保有しています。

ARKG v.s. IDNA 重複率と比較

ARKG v.s. IDNA 重複率と比較
引用:Fund Overlap

各ETFの保有銘柄の資金重複率は約20%で、業種別で見ると先程の「PBE」同様「ARKG」は情報技術や資本財企業への投資で8%ほどの差があります。

遺伝子ETF「GNOM」Global X Genomics & Biotechnology ETF

シンボル純資産
総額
平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
年初来5年平均
リターン
設定直近6カ月
資金流入
GNOM$51M$0.6M410.50%-%13.3%-%19年4月24 M
※2020年8月時点

「GNOM」も設定後1年半に満たない、特化型ETFでよく目にするGlobal XブランドのETFです。残念ながら数値全般を眺めてみても購入するメリットが見当たりません。。。

構成41銘柄中、上位10銘柄の構成比率が約45%となっています。

Ticker銘柄名保有比率
(%)
年初来
成長率
NVTAINVITAE CORP6.09110%
NTRANATERA INC5.8993%
CRSPCRISPR THERAPEUTICS AG5.5953%
AAGILENT TECHNOLOGIES INC4.3316%
SRPTSAREPTA THERAPEUTICS INC4.2714%
RAREULTRAGENYX PHARM4.25101%
QGENQIAGEN N.V.4.0751%
ARWRARROWHEAD PHARMA3.76-35%
ILMNILLUMINA INC3.7218%
BPMCBLUEPRINT MEDICINES CORP3.44-8%
その他54.58
※2020年8月時点

ARKG v.s. IDNA 重複率と比較

引用:Fund Overlap

各ETFの保有銘柄の資金重複率は約29%で、上位銘柄だけでも3社の重複があります。

遺伝子ETFの購入方法

ご紹介した4つの遺伝子ETFのうち「GNOM」はSBI証券、マネックス証券での取り扱いがあるようです。

シンボルFirstrade楽天証券SBI証券マネックス
証券
DMM 株
ARKG
PBE
IDNA
GNOM
ETF取扱数2,200以上約300約300350以上88

その他のETFを購入したい場合は、米国市場のETFが全て購入可能なFirstrade証券の口座開設をご検討ください。

ただし、米国の証券会社では、特定口座やNISA口座等に対応していないため、配当金や売買益に対して、日本国内で確定申告が必要となりますのでご留意ください。

比較の結果 遺伝子ETF「ARKG」購入

以上「米国で人気の遺伝子関連ETF4本」を比較してみました。

ETFが保有する遺伝子関連会社の個別株も覗いてみましたが、企業のビジネスモデルを理解するのがかなり難しく、ちょっとしたニュースで数十%の値動きがある非常にリスクの高い業種なので、ETFでの分散保有に最適だなと感じました。

まずは、断トツで成績の良い「ARKG」を少額購入し、値動きを見ながら個別の企業についても勉強してみたいと思います。

ではまた!

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