▶ぱぱぞん著「ビットコインの仕組みを嫁に教えるための教科書」kindle unlimitedで無料配信中!!

日本提供開始!Wise(旧:TransferWise)のマルチカレンシー口座

日本提供開始!トランスファーワイズのマルチカレンシー口座資産

こんにちは。ノマド家族のぱぱぞん(@nomadkazoku)です。
海外移住の準備として今年1月から毎月Wise(旧:TransferWise)を利用して海外送金をしております。

Wiseには、日本未対応の「マルチカレンシー口座」という機能があったのですが、しれっと使えるようになっていました。

日本では聞き慣れないマルチカレンシーは多通貨という意味で、多種の通貨が存在するヨーロッパでは重宝されており、フィンテック企業がユーザーを獲得する上で最重要な機能のようです。

今回は、まだ謎が多きWiseの「マルチカレンシー口座」をご紹介します。

Wise(旧:TransferWise)のマルチカレンシー口座 とは?

マルチカレンシー口座(ボーダレス口座)は、アカウント内に50以上通貨の”お財布”を持つことができ、現地通貨の銀行に送金したり、口座に紐づく「デビットカード」で買い物ができたりします。

トランスファーワイズのマルチカレンシー口座 とは?

マルチカレンシー口座を作るメリット

Wiseの最大のメリットは「安価な手数料で両替できる」事ですが、マルチカレンシー口座を作ると更に以下のメリットがプラスアルファされます。

・50以上の通貨を無料で保管できる
・主要通貨は現地銀行口座情報(入金用)を取得できる

 ▼口座内の資金は
・デビットカードで利用できる
・ATMから出金できる

なお、デビットカードは現在公式サイトで申し込みを受け付けていますが、ウィッシュリストの段階です。カード発行までは、まだ時間がかかる模様で費用も現時点では不明です。リストへの登録は無料なので、必要な方は行列が少ない内に公式サイトから申込んでおきましょう。

トランスファーワイズのマルチカレンシー口座用デビットカードの申込方法

口座開設・維持・入金などにかかる手数料はすべて無料。
口座内の為替両替、口座からの出金時に手数料が発生します。

また、以下の主要通貨は現地の「銀行口座情報(入金用)」も無料で作ることもできます。

トランスファーワイズのマルチカレンシー口座で利用可能な現地口座情報が付与される通貨

マルチカレンシー口座の為替(両替)手数料

為替手数料は「海外送金」同料金で、通貨全体の平均値で0.75%ほどです。
手数料の一覧はこちらの記事でご確認できます。

マルチカレンシー口座の出金手数料

出金手数料は通貨により異なりますが、参考にいくつか抜粋してみました。

日本円(JPY)300 JPY
米ドル(USD)1.40 USD
ユーロ(EUR)0.63 EUR
中国元(CNY)17.06 CNY

概ねATM手数料ほどですが、日本は高いですね…。

Wise(旧:TransferWise)のマルチカレンシー口座をおすすめしたい人

マルチカレンシー口座をおすすめしたい人は「グローバルに外貨を稼ぎたい人」です。

主要7通貨は現地銀行口座情報(入金用)を無料で取得可能なので、現地銀行口座開設の手間が省け、ビジネスの幅を広げることができます。

ただし、いくつか注意点があります。

Wise(旧:TransferWise)のマルチカレンシー口座のデメリット・注意点

とても便利そうなマルチカレンシー口座ですが、注意すべきデメリットが3つほどあります。

・預金保険制度の対象外
・利用可能な居住国に制限あり
・口座資金に利子はつかない

預金保険制度の対象外

Wiseは銀行ではなく、資金移動業者であるため、銀行の金融保護スキーム(日本のペイオフ等)の対象外です。

ただし、資金移動業者は「資金決済に関する法律」に基づき、利用者からの預かり資金と同額以上を保全する義務があり、破産後60日以内に還付手続きを行うことで、還付金を受け取ることができます。

資金移動業者は、利用者から預かった資金と同額以上の額を供託等によって保全する義務を負います(法第43条)。資金移動業者が万一破綻した場合には、利用者は、財務局の還付手続により、供託等によって保全されている資産から、弁済を受けることができます(法第59条)。

一般社団法人日本資金決済業協会「金移動業についてよくあるご質問と回答

この法律上では、全額返済を保証するものではなく、あくまで「優先的に支払われる」という仕組みのようです。

ただし、Wiseの方針は、全額返金を前提に考えているようです。

もしもWiseが支払不能になったらどうなりますか?
お客様の資金は常にTransferWiseで使用している口座とは別に保管されているため、当社が債務超過に陥っても影響を受けることはありません。 お客様のお金は全てお客様に返金されます

Wise公式「取り扱い資金の保護と安全性について

ですので、Wise側に否があり、支払不能になった場合であれば、全額もしくはそれに近い金額が保証されそうです。

ただし、「利用者の資金」を保管している”銀行”に問題があった場合、返金されないというリスクは残ります。「利用者の資金」を保管する銀行は、利用者の居住地によって異なり、日本の場合は「三菱東京UFJ銀行」が倒産した場合、口座内の資金が返金されない可能性もあります。

参照|資金移動業者一覧
Wiseは「関東財務局長 第00040号」の資金移動業者です。

利用可能な居住国に制限あり

日本もつい先日まで「マルチカレンシー口座」は利用できなかったように、すべての国の居住者が使用できるわけではありません。現時点で以下の国と地域での利用はできないようです。

米国(ハワイ州・ナバダ州) / アフガニスタン / ブルンジ / 中央アフリカ共和国 / チャド / コンゴ共和国 / クリミア / キューバ / コンゴ民主共和国 / エリトリア / 香港 / インド / イラン / イラク / 日本 / マレーシア / 北朝鮮 / セヴァストポリ(都市) / ソマリア / 南スーダン共和国 / リビア州 / スーダン / シリア・アラブ共和国 / 米国の領土 / ベネズエラ / イエメン

※上記は9月時点のヘルプの記載です。赤字は、利用者が多そうな国・地域。緑字は、公式より利用可能であることが確認できています。

上記に該当する国に長期的に居住を予定している場合は「マルチカレンシー口座」を解約しなければならない可能性があるため、利用は控えたほうが良さそうです。

追記|マレーシアも利用可能

念の為、問い合わせをしてみた所、現時点でマレーシアは利用可能になっているようです。WEBサイトの更新が遅れているようなので、最新情報はお問い合わせて確認しましょう!

Wiseからの公式回答(2020/09/04時点)

口座資金に利子はつかない

口座内の資金は、あくまで使うことを前提とした電子マネーのようなもので、利子は付きません
余裕資金として活用をしたい場合は、一度銀行に出金してください。

保有金額の上限100万円未満(2021年5月以降)

関東財務局が発行する規制の変更により、2021年5月1日よりWiseアカウント内に100万円を超える金額を30日以上連続して保有する場合超過分が指定銀行口座に強制送金されます。

もともとWiseアカウント内での資金保有は「預金保険制度の対象外」ということもあり長期的な保管場所には適してはいないため、デメリットとしての影響は大きくはないですが、100万円以上の資金を複数回に分けて送金する場合は、30日以内に作業完了するように気をつけましょう!

まとめ

今日は「Wise(旧:TransferWise)のマルチカレンシー口座 」について解説しました。

マルチカレンシー口座の最大のメリットは、複数の通貨で現地の銀行口座が作れること
グローバルなビジネスを考えている人にとって、一つのアカウントで主要な通貨の銀行口座をまとめて管理できる「マルチカレンシー口座」は、とても便利なツールです。

ただ既に海外に銀行口座があり、シンプルにその国への海外送金だけをしたい場合は、特に無理して利用する必要はないかもしれません。

何れにせよ、ご自身の目的に合わせて、活用してみて下さい!ではまた!

関連|「マルチカレンシー口座」の具体的な使い方

具体的な使用方法について、画像つきでまとめてみました。

タイトルとURLをコピーしました