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テスラ追随せよ!!バッテリー関連企業ETF比較【LIT/REMX/BATT】おすすめ米国ETF

業種別ETF
この記事は約10分で読めます。

こんにちは。ぱぱぞん(@nomadkazoku)です。

2023年4月、我が家はマレーシア移住をはたし、クアラルンプールで暮らしています。

海外居住者となってしまうと、日本の銀行や証券会社が利用できなくなると知り、居住国によらず無料(条件付き)で口座維持ができるアメリカの銀行口座(ユニオンバンク)と証券口座(Firstrade証券)を口座開設しました。

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2023年 Firstrade証券が全米7位の高評価!!

太陽光発電や電気自動車など、今後のバイデン政権のエネルギー環境政策に欠かせないものが、何を隠そう「バッテリー」です。

そこで今回は、バッテリー関連企業に広く分散した投資をするためのETFを探し、比較・検討してみたいと思います。

※本記事は2022年11月にアップデート。

バッテリー関連企業のETF3本を比較

バッテリー関連として取り上げる3つのETFの主要スペックを並べて比較してみましょう。

銘柄名資産
総額
月平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
2年平均
成長率
2年最大
下落率
シャープ
レシオ
直近半年
資金流入
LIT4,084M477K410.75%0.13%37.6%-29.5%1.09-424M
REMX740M106K260.53%0.45%33.4%-30.2%0.85-104M
BATT168M52K860.59%0.17%5.90%-39.1%0.32-8M
2022年11月時点
※成長率、下落率、シャープレシオは、PortfolioVisualizer 参照。

「LIT」はリチウムバッテリーに特化したETFで、バイデン政権発足後、大きく価格を伸ばした銘柄の1つです。しかし、その反動かここ半年では大きな資金流出が続いています。

最近2番手に繰り上がった「REMX」は、レアアース戦略的に備蓄が必要な金属採掘企業に特化したETFです

同じく「BATT」「LIT」と比較した場合、 鉱山材料系の比率が高いETFです。
しかしながら、他の2つと比較し、運用成績で約30%もの差をつけられています。

ざっくり「 LIT > BATT > REMX 」という順番で、構成銘柄が「技術」から「材料」寄りになるイメージです。

それでは、各ETFについて深堀りしてみたいと思います。

LIT|Global X リチウム & バッテリー技術 ETF

LIT資産
総額
月平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
2年平均
成長率
2年最大
下落率
シャープ
レシオ
直近半年
資金流入
22/114,084M477K410.75%0.13%37.6%-29.5%1.09-424M
21/115,700M73.5M370.75%0.13%31.8%-26.1%1.53918M
2022年11月時点
※成長率、下落率、シャープレシオは、PortfolioVisualizer 参照。

「LIT」は、80本以上のETFを運用する「Mirae Asset Global Investments」の中でも、トップ運用額を誇るバッテリー特化ETFです。

全世界のリチウム電池の生産に関与する企業の時価総額指数を追跡し、なかでも電気部品メーカーなど技術寄りの企業比率が高めです。

構成41銘柄中、上位10銘柄の構成比率が約59%です。

NameSymbol比率
(%)
Albemarle CorpALB12.0%
Yunnan Energy
New Material Co Ltd A
28126.7%
Contemporary Amperex
Technology Co Ltd Class A
3007506.4%
EVE Energy Co Ltd3000145.8%
BYD Co Ltd Class H12115.2%
NAURA Technology
Group Co Ltd
23715.1%
Ganfeng Lithium Co Ltd24605.1%
Wuxi Lead Intelligent
Equipment Co Ltd A
3004504.5%
Mineral Resources LtdMIN.AX4.0%
Samsung SDI Co Ltd006400.KS3.9%
その他41.3%

ピックアップ
保有比率第9位の「Mineral Resources Ltd(MIN.AX)」は、オーストラリアに拠点を置く鉱業サービス会社です。露によるウクライナ侵攻による物資不足、特にリチウムの物価上昇の影響もあり、直近1年で110%以上も株価が上昇しています。

REMX|VanEck レアアース/戦略的金属 ETF

REMX資産
総額
月平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
2年平均
成長率
2年最大
下落率
シャープ
レシオ
直近半年
資金流入
22/11740M106K260.53%0.45%33.4%-30.2%0.85-104M
20/071,090M2,140M200.59%0.45%40.6%-40.2%1.1291M
2022年11月時点
※成長率、下落率、シャープレシオは、PortfolioVisualizer 参照。

「REMX」は、金鉱株ETF「GDX」も手掛けるVanEckによる鉱山系ETFの一つです。

米国政府が「戦略的」に備蓄する貴重な金属であるレアアース、セリウム、タングステンなどを採掘する企業に投資します。

他の物資同様、コロナ後の需要増加と供給不足の影響もあり、直近1年で150%以上急騰中です。

これらの金属は、バッテリークリーンエネルギー技術との結び方も強く、金・銀などのように個別のETFも存在しないため、先物取引など上級者向けの取引が難しい一般投資家にとっては貴重な選択肢の一つです。

構成26銘柄のうち、上位10銘柄の構成比率が約60%となっています。

NameSymbol比率
(%)
Zhejiang Huayou Cobalt Co Ltd6037999.1%
China Northern Rare Earth
(Group) High-Tech Co Ltd
6001117.4%
Shenghe Resources
Holding Co Ltd
6003926.6%
Lynas Rare Earths LtdLYC.AX6.4%
Ganfeng Lithium Co Ltd17726.2%
Xiamen Tungsten Co Ltd6005495.3%
Iluka Resources LtdILU.AX4.9%
MP Materials Corp
Ordinary Shares – Class A
MP4.8%
Tronox Holdings PLCTROX4.6%
Jinduicheng Molybdenum Co Ltd6019584.5%
その他40.2%

ピックアップ
保有比率第4位の「Lynas Rare Earths Ltd(LYC.AX)」は、供給量の約80%を占める中国企業に対し、米国政府が唯一連携できるオーストラリアのレアアース採掘企業です。もし中国からの供給が規制されれば、中国以外の国々はLynasに頼らざるを得なくなるため、需要が一気に集中するやもしれません。

REMX v.s. LIT 重複率と比較

引用:Fund Overlap

「REMX」は、鉱物資源分野への業種に集中しているため「LIT」との重複率はかなり低いです。

BATT|Amplify リチウム & バッテリー技術 ETF

BATT資産
総額
月平均
出来高
銘柄数経費率分配金
利回り
2年平均
成長率
2年最大
下落率
シャープ
レシオ
直近半年
資金流入
22/11168M52K860.59%0.17%5.90%-39.1%0.32-8M
20/07249M3.2M730.59%0.17%34.1%-47.8%0.7338M
2022年11月時点
※成長率、下落率、シャープレシオは、PortfolioVisualizer 参照。

「BATT」は、ブロックチェーン関連ETFの記事で紹介した「BLOK」の中堅運営会社Amplify Investmentsが運用するバッテリー特化ETFです。

「LIT」と比較し、若干コストが安いものの、運用成績では大敗しています。

業種内訳を見ると、Metals&Mining(金属&鉱業)約1/3の比率を締めており、鉱物の生産企業も広くカバーしています。

構成86銘柄中、上位10銘柄の構成比率が約39%と分散性は高めです。

NameSymbol比率
(%)
BHP Group Ltd ADRBHP.AX7.0%
Contemporary Amperex
Technology Co Ltd Class A
3007506.9%
Tesla IncTSLA6.6%
BYD Co Ltd Class H12115.1%
Glencore PLCGLEN3.9%
Albemarle CorpALB2.1%
LG Chem Ltd051910.KS2.0%
Samsung SDI Co Ltd006400.KS1.9%
Sociedad Quimica Y
Minera De Chile SA ADR
SQM1.8%
Tianqi Lithium Corp Class H96961.8%
その他60.9%

ピックアップ
保有比率第9位の「Sociedad Quimica Y Minera De Chile(SQM)」は、チリを拠点とする化学メーカーで、リチウムの生産を行っており、直近一年で株価が50%も上昇しています。

BATT v.s. LIT 重複率と比較

引用:Fund Overlap

バッテリー関連企業ETF【LIT/REMX/BATT】の購入方法

how to buy etfs

国内では、SBI証券にて「LIT」の購入が可能です。

シンボルFirstrade証券楽天証券SBI証券DMM 株ウィブル
LIT
REMX
BATT
米国ETF
取扱数
3,000+ 400+ 360+280+2,000+
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結論 REMXが気になる…

以上バッテリー関連ETF3本」を比較してみました。

ついでに調べた「REMX」が直近の実績もよく、想定外に伸びしろありそうです。
コモディティのポートフォリオの一部を調整し、少しだけ購入してみたいと思います。

「REMX」を選んだ理由
◯ 中国の供給が8割という恐ろしい状況
 ※ポートフォリオ的には、中国比率は4割弱
◯ 中国以外の個別の企業は未だ平均以下のパフォーマンス
 → 中国の出方次第で、その他の株価も上がりそう
✕ 保有銘柄は20社だけなので、変動リスクは高そう…

ボクの場合、電気自動車[EV]関連ETFを別途保有している事もあり、少量ながら重複の少ない「REMX」を保有してみたいと思います。

ではまた!

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